「感想よろしく!」
何の感想?
「生パイの!」
ああ笑
感想なんて『美味しかった』しかないよ、食べたことあるもん。
「久々でしょ!」
まあ確かに。わかった、わかった。
知ってる味の感想って難しくない?毎回毎回初体験のように語れないよねえ。
そうそう、これこれ。このボロッボロのパイ。紙袋にこぼれた分までお皿に乗せてっと。
優しく新鮮なクリーム。甘すぎず丁度良い。何層にもなったパイが土台となり、その滑らかクリームを支える。サクッと軽い歯ごたえだが、厚みはあり他の部分との食感の違いが楽しめる。
まんべんなく降りかかる細かい粒子、シュガーパウダー。味も見た目も高貴さを演出。
こんなにボロッボロのパイだけれども、「ひとかけらも残さず食べてやる!」そう思わせる一品。